皆さん、初めまして。神奈川県大和市を拠点に大工工事や内装仕上げ工事などを行っている神奈川中央建設 有限会社です。
当社は大規模かつ有名な現場で多数の工事実績を積んでおり、豊富な経験に基づいて最適な施工を行います。基本的にできない施工はありませんから、何なりとご依頼ください。
さて本日は、クロス屋について説明します。よくクロス屋はやめておけと言われるのですが、その理由を考えてみましょう。
ただ、実際にはクロス屋として働くメリットはあるので、やめとけということにはなりません。クロス屋に興味がある人は記事の内容をぜひ参考にしてください。
■クロス屋の仕事内容
まず、クロス屋の仕事内容を紹介しましょう。
クロス屋とは、一言で言うと、住宅の室内に壁紙を貼る職人のことです。仕事の手順は以下のようになります。
最初にパテ打ちをします。粉末を水で練りパテを作って、石膏ボードと呼ばれる壁のビス穴や継ぎ目を充てん。パテが乾燥したら、サンドペーパーで削り取り、表面をなめらかに整えます。
サンドペーパーがけは体力を消耗する作業なので、次のような方法で行うといいでしょう。削りやすい、痩せやすいパテを使う、そもそも削る必要がないようにきれいにパテをかけるなどです。
続いて、必要な寸法の壁紙に糊付け機で糊を均等につけます。糊付け機は普通自動のものを使いますが、こちらの仕事は主に新人の担当です。
最後は最も大切な部分でクロス貼りです。壁紙と壁紙の継ぎ目が分からないように素早く貼っていくのですが、その技術はまさに職人技。見惚れてしまいます。
ただ、1日中脚立を上り下りするので運動量は多いです。
ここまでは基本的なクロス屋の仕事です。新築でもリフォームでも同じ工程となりますが、リフォームの場合は、クロス貼りの前にクロス剥がしという作業があります。既存の壁紙はきれいに剥がさないといけません。クロス剥がしも新人の担当です。
あまりおすすめの方法ではありませんが、壁紙の上から壁紙を貼ることもあります。でんぷん糊にプラゾールを混ぜると壁紙に壁紙を貼ります。
■やめとけと言われる理由とは?
クロス屋の仕事はやめとけと言われることがあります。なぜなのか、理由を考えてみましょう。
・仕上げ作業なので、クレームがつきやすい
壁紙を貼るクロス屋の仕事は仕上げ作業になります。仕上がりがうまくいくかどうかは依頼主が最も気にする部分。少しでも不具合があれば、クレームの元になります。
たしかに依頼主としては、壁紙がきれいに仕上がっていないと困るでしょう。スキマがある、凹凸がある、汚くなってしまったというのでは、またやり直してもらいたくもなります。
しかし、クロス屋からすると、せっかく仕上げた仕事にクレームをつけられるのは面白くないことです。どこがいけないのかと、開き直りたくもなるでしょう。またやり直すのも大変です。
しかし、意外に仕上がりにクレームがつくことがあり、不快に思うクロス屋もいます。そんなクレームがつくようなら、やめてしまえという声も出るようになるのです。
・長時間労働になりやすい
クロス貼りは建物の内部で行う仕事なので、天候の影響は受けませんが、代わりに長時間労働になりやすいのが大変なところ。朝早く起きて、夜遅くまでの作業になることがあります。
建物内部での作業になるので、照明さえあれば、夜遅くなっても作業に支障をきたさないからです。
働き方改革が叫ばれる時代ではありますが、クロス屋の仕事は残業にもなりやすいです。そんな長時間労働をするくらいなら、やめとけ、もっと楽な仕事をしろということになるのでしょう。
・体力を使う
クロス屋の仕事は体力を使います。
壁全体に壁紙を貼るとなると、脚立の上を上ったり下りたりします。回数が少なければそれほどきつくはないでしょうが、何度も繰り返すともなると、かなりの重労働にもなるでしょう。脚立から落ちて、けがをする恐れもあります。
また、天井のクロス貼りはかなり大変な作業。上を眺めながら長時間作業を続けることになり、首や肩、腰なども痛めやすいです。
そんなきつい仕事なら、やめとけという人も出るのでしょう。
》内装工の仕事は本当にきつい?やりがいや向いている人の特徴を紹介!
■クロス屋として働くメリット
やめとけとも言われるクロス屋ですが、働く上でのメリットもいろいろあります。どのようなメリットか紹介しましょう。
・資格がなくても職人になれる
建設業の仕事には資格が必要なものもありますが、クロス屋は資格がなくてもできる仕事です。一応「壁装技能士」という資格はあるものの、あまり知られている資格ではなく、依頼主から資格の有無を問われることもまずないでしょう。
問題ないのはクロス屋としての技術です。仕事のスピード、仕上がりのきれいさなどが要求されます。
つまり、資格がなくても、優れた技術さえあればできる仕事だということです。技術は現場で先輩に教えてもらいながら磨くことができます。
・建築業の中では軽作業
クロス貼りの仕事は体力を消耗しやすいのですが、建設業の他の仕事に比べると軽作業になっています。重いものを運ぶわけでもなく、高所に上るわけでもなく、作業自体はしやすいです。
作業もいったん覚えて慣れてしまえば、こなしやすくなります。建設業に興味があるけれど、作業が大変そうと思っている方はクロス貼りの仕事を検討してみてはいかがでしょうか。
・頑張り次第で稼げる
クロス屋は頑張り次第で稼げる職業です。経験を積み、技術を磨き、優れた仕事をすれば、収入も高くなります。
クロス屋の平均年収は400~600万円くらいですが、経験値を積んでいけば、月収で70~80万円くらいになることもあります。頑張れば頑張るほど稼げる仕事なら、やりがいもあるでしょう。
》内装屋は本当に儲かるの?平均年収や活躍するために必要なスキルを解説!
■まとめ
今回は、クロス屋の仕事について説明しました。
クロス屋についてはやめとけと言われることもあります。いくつか条件が厳しいためですが、悪いことばかりでなくメリットもあります。そのため、やりがいのある仕事にもなっていて、必ずしもやめとけと言われるような仕事とは言えません。
クロス屋に興味がある人はぜひ記事で紹介したメリットも見ながら、目指してみるといいでしょう。
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