こんにちは。神奈川県大和市を拠点として、建設業および大工工事業を手掛けている神奈川中央建設有限会社です。
建設業界において施工管理技士は、需要が高い資格の一つです。施工管理技士の資格は、全部で7種類あります。
今回はその中でも、建築工事に関係する2級建築施工管理技士の資格を取得すると、どのようなメリットが得られるのかご紹介します。
■2級建築施工管理技士とは
2級建築施工管理技士とは、建築工事の実施にあたり施工計画及び施工図の作成、工事の工程管理や品質管理、安全管理などを的確に行うための資格です。国土交通省の管轄である国家資格となります。
2級建築施工管理技士の資格を保有していると、主任技術者になることができます。主任技術者の主な仕事は、建設工事の管理や指導、監督です。工事現場には必ず主任技術者を配置しなければならないと義務付けられています。極めて重要な役割を担うことが分かります。
ですが、誰でもなれるわけではありません。主任技術者になるために必要な資格がありますが、代表的な資格の一つがこの2級建築施工管理技士なのです。
次に、2級建築施工管理技士の試験について説明します。試験は第一次試験と第二次試験で構成されており、前期試験と後期試験の年2回実施されます。第一次試験は建築学等、施工管理法、法規の3つの分野に分かれています。受験資格は満17歳以上で、実務経験は必要ありません。一級建築士の資格を保有している方であれば、第一次検定が免除されます。
第二次試験は建築、躯体、仕上げに分類され、それぞれ技術検定が行われます。受験資格の資格条件は、最終学歴や実務経験年数によって異なります。例えば大学、専門学校の高度専門士に必要な実務経験年数は1年6か月以上。短大、高等専門学校、専門学校の専門士は3年以上、高校、専門学校の専門課程なら4年6か月以上、これらに当てはまらない場合は、8年以上の実務経験が必要です。最終学歴や実務経験年数だけではなく、経験した工事によっても受験できる種別が異なります。
今後は、施工管理技士の制度改定についてご紹介します。令和3年に制度が見直されたことで、技士補が創設されました。これにより第一次試験が合格すると、2級建築施工管理技士補の称号を取得できることになったのです。2級建築施工管理技士補になることで、できる業務が増えるわけではありませんが、キャリアアップにつながります。2級建築施工管理技士補の資格を持つ人が在籍していることで、会社が入札で有利になることもあるでしょう。
令和6年以降は、2級建築施工管理技士試験の受験資格が改定される可能性があります。2級技士補なら実務経験は3年間、1級技士補なら実務経験が1年間というように、簡素化されることが検討されています。
■1級と2級の違いとは
1級建築施工管理技士と2級建築施工管理技士には、どのような違いがあるのでしょうか。
1級と2級では仕事内容に違いはないものの、携われる工事現場の規模が異なります。
1級建築施工管理技士の資格を取得すると、主任技術者だけではなく、監理技術者になることができます。発注者から直接請け負った元請負人で総額4,000万円以上の下請契約を締結した工事には、監理技術者を専任で配置しなければなりません。監理技術者は下請負人を指導、監督する重要な役割を担うため、主任技術者よりも高度な経験や実力が求められます。2級建築施工管理技士は中小規模の工事に携わるのに対し、1級建築施工管理技士は大規模ビルや高層マンションなどの大規模工事を扱えるのです。1級建築施工管理技士の方が活躍の場が多いでしょう。
また、一次試験を合格すると、1級建築施工管理技士補の資格が取得できます。1級建築施工管理技士補を配置することで、監理技術者は現場を兼任できるようになるのです。
2級建築施工管理技士を合格した後は、1級建築施工管理技士の資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。難易度が高い試験ですが、資格取得によって更に市場価値が高まります。
■2級建築施工管理技士を取得するメリット
では、2級建築施工監理技士を取得すると、どのようなメリットが得られるのでしょうか。一つひとつ見ていきましょう。
・多くの場所で活躍できる
2級建築施工管理技士を取得するとキャリアアップになり、活躍の場が広がります。建設業界において需要が高く、将来性がある資格なので長期的に仕事を続けることが可能なのです。安定性を求める人にとっても、資格取得のメリットが大きいでしょう。
また建設会社以外にも工務店や不動産会社、ハウスメーカーなど、さまざまな企業からみて重要性が高い人材として評価されるため、転職にも有利です。待遇面で優遇されることも多いでしょう。
・主任技術者として従事できる
主任技術者として従事できることもメリットの一つです。工事現場には必ず主任技術者を配置しなければならないので、2級建築施工管理技士の需要は高くなります。建築会社としても、2級建築施工管理技士の資格保有者がいることにより工事を請け負うことができるというメリットがあります。
主任技術者は責任が伴う仕事ですが、その分やりがいや達成感が大きいものです。経験を積むことで、技術者としても成長できます。
資格取得は確かな実力と必要な知識を持つ証明となります。クライアントや関係者との信頼関係を高めることもできるでしょう。
・年収アップが期待できる
資格手当を設定している会社が多いので、手当により収入が増加しやすくなります。また2級建築施工管理技士の有資格者は、専門的なスキルを備えている証です。責任が大きいポジションに任命されることが多いため、昇給も期待できます。たとえ実力が同じだとしても、有資格者と無資格者では年収に大きな差がでるのです。
そして、2級建築施工管理技士よりも重要性が非常に高い1級建築施工管理技士の年収は、更に年収が高くなります。将来的には、1級建築施工管理技士の資格に挑戦してみることをお勧めします。
■神奈川中央建設では、建築施工管理技士を募集しています!
神奈川中央建設有限会社は、主に神奈川、都内を中心に内装仕上げ工事・大工工事業を手掛けています。大手ゼネコン各社様から、地場工務店様まで幅広く対応し、お客様から高評価をいただいております。大規模な現場や有名な現場の依頼が多く、これまで確かな実績を残してきました。また御殿場に自社工場を所有しており、お客様のニーズに迅速に応えられるよう努めています。
神奈川中央建設では、建築施工管理技士を募集しています。福利厚生が充実しており、残業が10時間程度と働きやすい環境を整えています。現場の多くは東京都内です。会社から1時間圏内で現場に向かうことができます。
他にも、自分に合った柔軟な働き方できることも当社の強みです。繁忙期以外であれば、休みをとりたいという希望は問題なく通ります。一方、しっかり稼ぎたいという方は、頑張った分だけ収入を得ることができます。資格取得の勉強に充てることも可能です。
建築施工管理技士として活躍したい方は、神奈川中央建設有限会社にご連絡ください。